このブログで追っかけているボクサーの一人ワシル・ロマチェンコが12月8日に王座統一戦を行います。自身の持つWBAライト級王座と、ホセ・ペドラザが保持するWBOライト級王座の統一戦です。
ワシル・ロマチェンコ
ウクライナ出身30歳のワシル・ロマチェンコ、ここまで戦績は12戦11勝(9KO)1敗。前戦では、日本でもおなじみのホルヘ・リナレスを相手にプロ初ダウンを喫するも、10回TKO勝ちを収め世界最速の3階級制覇を達成しました。
The Tiger Woods of boxing?👀
Just 12 fights into his career, Vasyl Lomachenko has three world titles in three weight divisions 👊
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— BBC Sport (@BBCSport) May 16, 2018
その試合で右肩を負傷したため、8月に予定されていた防衛戦が延期されました。ロマチェンコにとっては初の王座統一戦。北京・ロンドンオリンピックを連覇した金メダリストで、パウンドフォーパウンドの呼び声高いロマチェンコがどんな戦いを見せるのか?
ホセ・ペドラザ
一方のホセ・ペドラザはプエルトリコ出身の29歳。ロマチェンコと階級こそ違えど、北京オリンピックに出場しています。プロ転向後は、26戦25勝(12KO)1敗。前戦でWBOのライト級ベルトを獲得して、2階級制覇を遂げています。
Jose Pedraza dethrones WBO lightweight champion Ray Beltran: https://t.co/vdguuacs8m#boxing pic.twitter.com/lKtlS4Jzz9
— Boxing News (@BoxingNewsED) August 26, 2018
展開は?
試合は、ロマチェンコが有利でしょう。中盤から終盤にかけてのKO勝ちと予想します。この1戦の後の希望としては、ロマチェンコ対WBCライト級王者のミゲル・ガルシア辺りと3団体王座統一戦を行ってほしいのですが、どうやらガルシア側はまったく興味ないようで階級Upを考えているようです。
WBCとともにIBFもライト級は現在空位となっており、4団体王座統一もありうるでしょうか?ただ、この階級でロマチェンコと対戦したがる相手が既にいなくなっている気がします。あえていうならば、ホルヘ・リナレスとの再戦でしょうか?
もう一つの選択肢としては、1階級あげてスーパーライト級に転向。4階級制覇を狙うコース。将来的にはスーパーライトに上がるとは思うのですが、それがこの1戦のあとなのかどうか?そこまで上げると、KOを量産してきたパンチ力も、有効なアドバンテージにはならないのではないか、と心配してしまいます。でも、ホセ・カルロス・ラミレスやキリル・レリクとの一戦は見てみたい。