タンパベイ・バッカニアーズのQBジェイミス・ウインストンが開幕3試合の出場停止処分を受けました。これだけでなく、スポンサーであるNikeからも契約更新をしないと告知され、シーズン前に踏んだり蹴ったりのウインストン。一体何が起こったのでしょう?
出場停止の原因は?
出場停止の原因となったのが、2016年の3月にアリゾナで起こったUberの女性ドライバーへのセクハラ問題。ウインストンは、この女性ドライバーの下腹部を手で触れたとのこと。刑事事件にはならず、ウインストンは行為自体も否定していますが、NFLは当該事実を概ね認めた上で、ウインストンの開幕3試合の出場停止処分を下しました。
これを受けてウインストンは声明を発表して、女性への謝罪の意を述べるとともに、バッカニアーズのチームメイト、そしてファンへの謝罪も述べました。NFLの3試合出場停止の処分は残念だとしつつも、受け入れることを示し、争わないことも明言しています。
Nikeとの契約打ち切り
これと前後する形でウインストンと契約しているNikeは、ウインストンとの契約更新を行わないことを発表しました。
Jameis Winston is no longer a part of the Nike family after the company decided not to renew his endorsement deal. https://t.co/IXYzlXqyqV pic.twitter.com/AtXG0j1UWx
— Sporting News (@sportingnews) August 5, 2018
ウインストンは、今回の件だけでなく、フロリダ州立大学在学時から女性へのハラスメント・暴行問題が問題視されており、今回の件でプロ入り後2年たった現在も、粗行の悪さが治っていないことにNikeが愛想を尽かした、と見ることが出来そうです。
バッカニアーズの先発QBは?
気になるのが、ウインストン不在時のバッカニアーズの先発QB。現在の所、控えQBはライアン・フィッツパトリック。バッファロー・ビルズやニューヨーク・ジェッツで活躍したハーバード大学出身のベテランQBです。35歳のベテランということで、ここで大活躍したとしても、ウインストンが戻ってくればお役御免の可能性が高そうです。しかしウインストンの粗行の悪さが今後も治らない可能性を考えて、トレード、あるいは来年のドラフトで若手QBを獲得する可能性もあるのではないでしょうか。