カレッジフットボール 高額年俸ヘッドコーチトップ20 2017年版

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カレッジスポーツのヘッドコーチの年俸が、べらぼうに高いことは以前紹介しましたが、今日は、そのヘッドコーチの中でも取り分け年俸が高いトップ20のヘッドコーチをランキング形式で紹介してみます。20位のヘッドコーチでも400万ドルを超えており、これは日本円に換算すると4億5千万円弱になります。プロ野球選手でトップ待遇の選手とほぼ同額ですね。さて、一体1位のヘッドコーチとなるとどの位の年俸を貰っているのでしょうか。

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20位~16位

20位:バッチ・ジョーンズ (テネシー大学)

20位は411万ドルで、テネシー大学のバッチ・ジョーンズがランクイン。現職であるテネシー大学での手腕より、前職だったシンシナティ大学・セントラルミシガン大学時の手腕が評価され、引き抜かれたための高報酬といってよさそうです。テネシー大学でも4シーズン通算30勝21敗と勝ち越してはいるものの、カンファレンス・タイトルは未だ無し。シンシナティ・セントラルミシガン時代は通算4回カンファレンスタイトルを獲得していることを考えると寂しい成績です。と書いていたら、成績不振でシーズン途中に解雇されることが決定しました。

19位:クリス・ピーターソン (ワシントン大学)

412万7500ドルでワシントン大学のクリス・ピーターソンが19位にランクイン。前職であるボイシ州立大学では、ヘッドコーチ通算8シーズンで5回のカンファレンス制覇、通算成績も92勝12敗と抜群の成績でした。2014年にワシントン大学に移り、3年目の昨年はカンファレンスを制し、ワシントン大学の通算成績も27勝14敗と、今後さらに手腕を発揮して成績を上積みしていきそうです。

18位:マイク・ガンディ (オクラホマ州立大学)

マイク・ガンディはオクラホマ州立大学を率いて13シーズン目になるベテランヘッドコーチ。420万ドルで18位にランクインです。選手としても、オクラホマ州立大学で活躍し、その後5年ほど他の学校のフットボールスタッフを務めていましたが、2001年からアシスタントヘッドコーチとしてオクラホマ州立大学に戻ってくると、2005年からヘッドコーチに昇格。ここまで通算112勝52敗、2011年にはカンファレンスタイトルも獲得しています。安定した成績を每年残しているので、更なる長期政権になる可能性が高そうです。

17位:ブレット・ビーレマ (アーカンソー大学)

アーカンソー大学のブレット・ビーレマが424万5千ドルで17位。アーカンソー大には2013年からヘッドコーチとして就任しましたが、昨年まで通算4シーズンで通算25勝26敗と負け越しています。彼の評価を上げたのは、前職であるウィスコンシン大学でのヘッドコーチでの手腕。就任1年目の2006年に同校史上初のレギュラーシーズン11勝を挙げ、2010年からは3年連続でBig10カンファレンスのチャンピオンシップに導きました。

16位:マーク・ダントニオ (ミシガンピ州立大学)

16位はミシガン州立大学のマーク・ダントニオの439万492ドル。前職のシンシナティ大学でのヘッドコーチ時代は、それほどパットした成績を残せませんでしたが、ミシガン州立大では目の覚めるような手腕を発揮。昨年までの10シーズン中3シーズンでビッグ10カンファレンス・チャンピオンシップを獲得。ここまでミシガン州立大学での通算成績は90勝42敗。昨年は大きく負け越して、プレーオフにあたるボールゲームには全く出場できませんでしたが、今年は何かしらのボールゲームにはチームを導けそうです。

15位~11位

15位:ジム・マクエルウェイン (フロリダ大学)

フロリダ大学のジム・マクエルウェインが445万7400ドルで15位。前職のコロラド州立大学で、低迷していたチームを僅か2シーズンで立て直し、2シーズン目にボールゲームに出場、3年目には10勝3敗と大きく勝ち越しをするとともに、2シーズン連続でボールゲームに導きました。その再生手腕を買われて、フロリダ大学を2015年から率いています。こちらでも、再生手腕を発揮して、1年目からディビジョンタイトルを獲得、2年目もディビジョンタイトルを獲得してSECリーグのコーチ・オブ・ザ・イヤーに選ばれています。今シーズンは負け越していますが、ここまで通算44勝28敗の成績です。

14位:ダン・ムレン (ミシシッピ州立大学)

ヘッドコーチとして9年目のシーズンを迎えているミシシッピ州立大学の450万ドルの年俸のダン・ムレンが14位。ミシシッピ州立大学で長期政権を築いているムレンですが、未だカンファレンスタイトル獲得はしていません。それでも、コーチ就任以前は低迷していたチームを立て直して、勝率5割をコンスタントに超えるチームに作り上げ、2014年シーズンには全米ランキングで一時は1位にランクインさせるまでに成長させました。ここまで、通算成績は68勝45敗。

13位:カーク・フェレンツ (アイオワ大学)

NCAAのディビジョンⅠのヘッドコーチの中では、最長となる19年目のシーズンとなるカーク・フェレンツが455万ドルで13位。メーン大学やNFLのチームでコーチ・アシスタントコーチを務めていました。1999年にアイオワ大学を率いるようになりましたが、就任最初の年は0勝8敗と一つも勝てないシーズンでした。しかし、3年目からチームが変わりだし、4年目にはカンファレンスタイトル制覇。6年目となる2004年もカンファレンスタイトルを獲得し、2015年もディビジョンを制しました。ここまでアイオワ大学での通算成績は141勝96敗。あとどの位ヘッドコーチ職に留まるのか、通算勝利数をどこまで伸ばせるのか、注目です。

12位:ジェームス・フランクリン (ペンシルバニア州立大学)

2011年にアシスタントコーチの性的虐待を行ったことで、大スキャンダルになり、名将ジョー・パターノを更迭した名門ペンシルバニア州立大学。チームは幾多のペナルティを受け、謹慎期間を過ごしましたが、それも終わり、現在はジェームス・フランクリンが率いています。彼の年俸は460万ドルで12位。大スキャンダルが発覚した後だけに、フットボールの結果、名門復活だけに留まらず、チーム全体の規律も求められますが、今のところ非常に上手くコーチングしているようです。ペンシルバニア州立大学のヘッドコーチに就任してからは通算33勝17敗。昨シーズンはカンファレンスも制覇し、順調に名声回復の途にあるようです。

11位:ガス・マルザーン (オーバーン大学)

ガス・マルザーンが472万5000ドルで11位。オーバン大学のヘッドコーチに就任して5年目ですが、前任のアーカンソー州立大学を含めて、全6シーズン勝ち越しています。通算成績は43勝20敗。特にオーバン大学就任1年目に12勝2敗でカンファレンスを制覇したのは、前シーズンが3勝9敗だったオーバン大学の成績を考えると驚きの結果として受け止められました。まだ52歳とヘッドコーチとしては中堅の部類に入るのでこれからますます白星を重ねていきそうです。

10位~6位

いよいよベスト10です。

10位:ケビン・サムリン (テキサスA&M大学)

テキサスA&M大学のヘッドコーチ、ケビン・サムリンが500万ドルでベスト10入り。前職のヒューストン大学時代に4シーズンで2回のカンファレンス制覇という手腕を買われて、2012年からチームを指揮しています。テキサスA&M大学が所属しているカンファレンスがSECという強豪リーグであることもあり、ヒューストン大学時のような目覚ましい成績は未だあげられていませんが、それでも過去5シーズンはいずれも勝ち越し。ボールゲームにも出場しています。通算成績は85勝42敗、テキサスA&M大学での成績は50勝25敗。

9位:ゲーリー・パターソン (テキサスクリスチャン大学)

TCU(テキサスクリスチャン大学)のゲーリー・パターソンが510万4077ドルで9位。ヘッドコーチとしての経歴はTCUのみですが、2000年からヘッドコーチを続けている長期政権です。長期政権が支持される理由はその成績。TCUでの通算成績は149勝53敗、歴代TCUヘッドコーチの中では圧倒的な戦績です。その間にカンファレンス制覇が7回と、TCUをアメフトの強豪校として育て上げた功績者です。

8位:トム・ハーマン (テキサス大学)

8位は今季からテキサス大学のヘッドコーチに就任したトム・ハーマン。契約サインボーナスを含んでいるとはいえ、1年目から548万6316ドルという高額報酬です。テキサス大学の前は、ヒューストン大学でヘッドコーチを務め、そこでは1年目に13勝1敗でカンファレンス制覇という華々しいヘッドコーチデビューを飾りました。2年目も9勝3敗で終えた所で、テキサス大学へ。今年は1年目ということですが、今までの所5勝5敗で、チーム躍進のためにはもう少し時間が必要なようです。通算成績は27勝9敗。まだ42歳と若いヘッドコーチなので、これからが楽しみなヘッドコーチです。

7位:デビッド・シャウ (スタンフォード大学)

年俸568万441ドルでスタンフォード大学のデビッド・シャウが7位。49ers前監督でもあり、現ミシガン大学のヘッドコーチであるジム・ハーボーから、スタンフォードのヘッドコーチ職を2011年から引き継いだシャウですが、ここまで通算71勝20敗という高い勝率。Pac12のカンファレンスチャンピオンシップも3回獲得しており、ローズボウルにも3回出場して2回勝利。こちらもトム・ハーマン同様まだ45歳で、これから更に株があがっていきそうです。

6位:ジンボ・フィシャー (フロリダ州立大学)

ジンボ・フィシャーは、2010年からフロリダ州立大学のヘッドコーチを務めていて、今季の年俸は570万ドル。ヘッドコーチ経験はフロリダ州立大のみですが、それでも2010年の就任以来通算成績は81勝23敗。そのうちの3シーズンはカンファレンスのチャンピオンシップを獲得していて、特に2013年はナショナルチャンピオンにもなっています。文句なく、現役ヘッドコーチの中ではトップの一角を占める名将です。今シーズンは、世代交代の狭間のためか、就任以来初の負け越しもありえそうですが、どうなるでしょうか?

5位:リッチ・ロドリゲス (アリゾナ大学)

いよいよベスト5。5位は、アリゾナ大学のリッチ・ロドリゲス。603万1563ドルでのランクイン。

アリゾナ大学は2011年から指揮していますが、それ以前に計4大学でヘッドコーチを務めていたロドリゲス。これまでの通算成績は163勝116敗2引分。アリゾナ大学での戦績は43勝32敗で2014年にはカンファレンスのディビジョンタイトルも獲得していますが、ロドリゲスの最も華々しい成功を収めたのはウエストバージニア大学時代。計7シーズンで60勝26敗、カンファレンスチャンピオンシップを4回獲得し、ウエストバージニアの黄金時代を築き上げました。戦術面でも新たな攻撃スタイルを確立するなど、戦略家の一面も持ち合わせています。

4位:アーバン・メイヤー (オハイオ州立大学)

オハイオ州立大学のアーバン・メイヤーが643万1240ドルで4位。こちらもジンボ・フィシャーと同じく、現役ヘッドコーチの中では屈指の名伯楽でしょう。

オハイオ州立大学を含めて4つの大学でヘッドコーチを務めて、通算成績は173勝31敗。特に前職であるフロリダ大学で2回(2006年と2008年)、そしてオハイオ州立大学で1回(2014年)と計3回のナショナルチャンピオンシップを獲得しているのは、ハイライトでしょう。別の大学でナショナルチャンピオンシップを獲得しているヘッドコーチは、メイヤーを含めて3名のみです。

3位:ジム・ハーボー (ミシガン大学)

3位は、カレッジフットボールのみならず、NFLでもヘッドコーチを務めたジム・ハーボー。ミシガン大学を率いて3年目となる今季の彼の年俸は700万4000ドル。

ハーボーのユニークな経歴は、NFLの49ersでヘッドコーチを務めたということだけでなく、彼自身がNFLに1巡目でドラフトされ、14シーズンに渡ってQBとして活躍したということでしょう。カレッジフットボールのヘッドコーチの場合、多くの場合、選手生活は殆ど無い、あるいは短いので、NFLにドラフト1巡目で指名され10年以上活躍したヘッドコーチというのは異色と言えるでしょう。しかし、その異色の才能が良い意味でプラスになっているのか、ハーボーのここまでのカレッジフットボールの成績は86勝35敗。ミシガンでの成績は28勝8敗となっています。指導力・カリスマ性がある分、選手やスタッフに求めるものが多いと言われるハーボーですが、このままカレッジフットボールに留まるのか、それとも将来的にはNFLのヘッドコーチに戻るのか、気になるところです。

2位:ダボ・スゥイニー (クレムソン大学)

クレムソン大学を指揮するダボ・スゥイニーが852万6800ドルで2位。ヘッドコーチ歴は、クレムソン大学一筋で、今年で通算10シーズン目となります。

通算成績は98勝29敗。今までの所のキャリアハイライトは、2016年のナショナルチャンピオンシップの獲得。QBデショーン・ワトソンを擁しての制覇で、ワトソンは今シーズン、ヒューストン・テキサンズに指名され活躍しています。その他にも、スゥイニーは、2回のカンファレンス制覇と、3回のカンファレンス・ディビジョン制覇を遂げています。まだ47歳ということで、当面はクリムソン大を率いて行くことになるのでしょうか?

1位:ニック・セイバン (アラバマ大学)

そして1位は、アラバマ大学のニック・セイバン。年俸は1113万2000ドル。これまで4つの大学でヘッドコーチを務め通算成績は215勝61敗1引分。

セイバンはアーバン・メイヤー同様、ナショナルチャンピオンシップを複数の大学で獲得しています。前職ルイジアナ州立大学時に1回(2003年)、そしてアラバマ大学で4回(2009年、2011年、2012年、2015年)、計5回の獲得は抜きん出ている数字です。セイバンのアラバマ大学での通算成績はなんと11年で124勝19敗。そして、今シーズンもここまで全勝ということで、更なるナショナルチャンピオンシップの勲章が加わるのも、相当現実味のある話となってきました。

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