タイトルマッチでは無いものの、今年1番の注目試合とも言われたフロイド・メイウェザー対コナー・マクレガーの一戦。ラスベガスで行われたこの一戦はメイウェザーの現役復帰戦でもありました。当初は、実現不能の一戦と思われていましたが、紆余曲折を経て実現したこの世紀の1戦を振りかえります。
メイウェザーの貫禄勝ち
試合開始直後の1ラウンド・2ラウンドはスローなスタート、悪く言えば非常に退屈なラウンドでした。マクレガーが果敢に仕掛けるものの、メイウェザーが綺麗にいなす一方、メイウェザーは完全に様子見に徹します。
試合は、大きな盛り上がりが無いものの、各回メイウェザーが確実にポイントを稼いで進んでいるように見えました。特に5回以降は試合巧者のメイウェザーのパンチが確実にマクレガーを捉え始めました。そして、10回連打でマクレガーをロープに追い詰めると連打したところでレフェリーがストップ。メイウェザーが、49戦無敗の貫禄を、ボクシング初戦のマクレガーに見せつけ、通算50勝0敗としました。
メイウェザーは自身の勝利に大金を掛けた?
結果はやはり、といったところでしょうか。試合巧者のメイウェザー相手にこれがボクシング初戦となるマクレガーには分が悪すぎる試合だったはずで、これはブックメーカーをはじめ多くのボクシングファンが予想していた展開でした。
この試合で、メイウェザーは110億円、マクレガーは33億円を稼ぎましたが、ペイパービューなどの収入で両者の収入はさらに100億円以上増えるものと思われます。
そんな大金を得た両者ですが、メイウェザーはこれに飽き足らず、スポーツブックメーカーで自身の9回までのKO勝ちに40万ドルを賭けようとしたことが判明しました。しかし、試合にでる張本人が賭けることに対して公正さが欠けるということで、この掛けは断られたようです。
50戦無敗となったメイウェザー。次戦はあるのでしょうか?金の亡者といわれるメイウェザーですから、ビッグマッチをお膳立てできれば次戦もありそうですが、問題はその相手がいるか、ですね。