6月22日に行われたNBAドラフト2017で1巡目に指名された選手をまとめてみました。指名順が、直前のトレードで入れ替わったところもありましたが、有力選手は大方事前の予想通りの所に落ち着き、サプライズな指名はほぼありませんでした。
1位指名指名一覧
以下が1巡目で指名された選手と指名したチームのまとめです。
全体指名順位 | チーム | 名前 | ポジション | 出身校 |
---|---|---|---|---|
1 | 76ers | マーケル・フルツ | PG | ワシントン大学 |
2 | レイカーズ | ロンゾ・ボール | PG | UCLA |
3 | セルティックス | ジェイソン・テイタム | SF | デューク大学 |
4 | サンズ | ジョシュ・ジャクソン | SF | カンザス大 |
5 | キングス | ディアロン・フォックス | PG | ケンタッキー大 |
6 | マジック | ジョナサン・アイザック | SF | フロリダ州立大 |
7 | ブルズ | ラウリー・マルケネン | PF | アリゾナ大 |
8 | ニックス | フランク・ニリキナ | PG | SIGストラスバーグ |
9 | マベリックス | デニス・スミス | PG | ノースカロライナ州立大 |
10 | トレイルブレイザーズ | ザック・コリンズ | C | ゴンザガ大 |
11 | ホーネッツ | マリーク・モンク | SG | ケンタッキー大 |
12 | ピストンズ | ルーク・ケナード | SG | デューク大 |
13 | ジャズ | ドノバン・ミッチェル | SG | ルイビル大 |
14 | ヒート | バム・アデバヨ | PF | ケンタッキー大 |
15 | キングス | ジャスティン・ジャクソン | SF | ノースカロライナ大 |
16 | ティンバーウルブズ | ジャスティン・パットン | C | クレイトン大 |
17 | バックス | D.J.・ウィルソン | PF | ミシガン大 |
18 | ペイサーズ | T.J.・リーフ | PF | UCLA |
19 | ホークス | ジョン・コリンズ | PF | ウェイクフォレスト大 |
20 | キングス | ハリー・ジャイルズ | C | デューク大 |
21 | サンダー | テレンス・ファーガソン | SG | アデレード 36ers |
22 | ネッツ | ジャレット・アレン | C | テキサス大 |
23 | ラプターズ | OG・アヌノビー | SF | インディアナ大 |
24 | ナゲッツ | タイラー・ライドン | PF | シラキュース大 |
25 | 76ers | アンジェス・パセチニクス | C | ハーバライフ・グラン・カナリア |
26 | トレイルブレイザーズ | ケイレブ・スワニゲン | PF | パデュー大 |
27 | レイカーズ | カイル・クーズマ | PF | ユタ大 |
28 | ジャズ | トニー・ブラッドリー | C | ノースカロライナ大 |
29 | スパーズ | デリック・ホワイト | PG | コロラド大 |
30 | レイカーズ | ジョシュ・ハート | SG | ビラノバ大 |
全体1位のマーケル・フルツは76ersへ
1位指名をセルティックスから譲り受けたフィラデルフィア76ersが、事前の予想通りワシントン大学のマーケル・フルツを全体1位で指名しました。
1 happy guy. 😜 #PH1LA pic.twitter.com/p8UjJ37JzP
— Philadelphia 76ers (@sixers) June 23, 2017
76ersは、昨年のベン・シモンズに続いて2年連続の1位指名。今年はベン・シモンズは怪我でデビューできませんでしたが、ジョエル・エンビードやダリオ・サリッチがチームの柱になりつつあり、ここにフルツが加われば、長年の低迷に遂に終止符を打つことができそうです。
ロンゾ・ボールは希望通りレイカーズへ
直前になって、指名の雲行きが怪しいと報道されていたUCLAのロンゾ・ボールは、希望通り地元ロサンゼルスのレイカーズに指名されました。レイカーズもコービー・ブライアント引退後フランチャイズ選手を欠いている状態でしたが、これで新たなスター選手を獲得できたことになります。
但し、ボールからパスを受ける選手がまだ充実していません。ポール・ジョージが来年の加入希望を表明していますが、果たしてその通りになるのか?その前に来シーズンはどう戦い抜くのか?オフシーズン中に更なる補強はあるのか?など疑問は尽きません。そして、レイカーズが最も恐れなければならないのは、ロンゾ・ボールの父親ラバー・ボールの発言でしょう。既に多くの顰蹙なコメントをして、マスメディアに大きく取り扱われていますが、今後は相手チーム、あるいはチームメート、チームフロントにその口撃が及びそうで、チームとしてもロンゾ以上に気になる存在となりそうです。