また楽しみな選手の世界初挑戦が今週土曜日に行われます。イギリスのシェフィールドで行わえるIBFのウェルター級タイトルマッチ。チャンピオンはケル・ブルック、そして挑戦者はエロール・スペンス・ジュニア。次世代のボクシング界の顔の1人として挙げられているスペンス。対するケル・ブルックも指折りの強豪で、どんな試合になるのか楽しみです。
エロール・スペンス・ジュニア
エロール・スペンス・ジュニアはアメリカ出身の27歳。ここまで21戦21勝(18KO)。次世代のフロイド・メイウェザーとも呼ばれるスペンス。もう少し早い段階で世界タイトルに絡んでくるかと思っていましたが、22戦目のこの試合が世界初挑戦となります。
ケル・ブルック
対するケル・ブルックは37戦36勝(25KO)1敗。前戦では2階級上げてゲンナジー・ゴロフキンのミドル級タイトルに挑みましたが、5回TKO負けで初黒星を喫しました。今回は本来のウェルター級での試合ということで、タイトル死守とともに連敗は避けたいところです。
展開は?
次世代ホープのスペンスが有利に思えます。中盤から終盤にかけてのKO勝ち、と予想します。この階級にはマニー・パッキャオやキース・サーマンがいる階級で、その他にもアミール・カーンもタイトル挑戦を視野に入れているようなので、どちらが勝つにしても、次戦以降更なる好カードが期待できそうです。
追記:結果
結果はスペンスが11ラウンドKO勝ち。10ラウンドにダウンを奪ったスペンスは、11ラウンドにもパンチを的確に当てブルックを追い込みます。クリンチが解けた所で、ブルックを膝をキャンパスにつけて戦意を見せず、試合終了。楽しみな世界王者が誕生しました。次は誰と初防衛戦を組むのでしょうか?