バスケットボールの男子大学トーナメント(マーチマッドネス)は木曜日・金曜日にスイート16(16強)からエリート8(8強)に絞り込まれ、この土曜・日曜日でファイナル4(4強)に絞り込まれました。準決勝の組み合わせとともに、その4チームを紹介します。
ノースカロライナ大学 VS オレゴン大学
ノースカロライナ大学は南地区を制してのファイナル4進出。この南地区は、4地区の中で唯一シード勢上位4校が順調に勝ち上がった地区です。スイート16での組み合わせは、ノースカロライナ大学(シード1位)対 バトラー大学(シード4位)、ケンタッキー大学(シード2位) 対UCLA(シード3位) そしてエリート8の対決がノースカロライナ大学対ケンタッキー大学でした。2年連続でファイナル4に進出したノースカロライナ大学、前評判が高かっただけにケンタッキー大学戦での75-73の辛勝は、ファンにはハラハラさせる展開でしたが、オレゴン大学戦ではどうなるでしょうか?
The recap from the win over Kentucky, which sent Carolina to Phoenix for the #FinalFour #GetIntoIt https://t.co/8C77GV8nOS pic.twitter.com/LsWc1iaFZo
— Carolina Basketball (@UNC_Basketball) March 27, 2017
対するオレゴン大学は、中西地区を制してのファイナル4。この地区はシード2位のルイスビル大学がシード7位のミシガン大学に2回戦で敗れる波乱がありました。エリート8の対戦はシード1位のカンザス大学対シード3位のオレゴン大学。以前の記事にも書きましたが、オレゴン大学はこの地区で勝ち上がる可能性あると思っていましたが、カンザス大学戦で74-60の完勝でのファイナル4進出です。ファイナル4進出はなんと1939年以来78年ぶりとのこと。
We’ll see you in Phoenix, right?
Get there: https://t.co/xccVl9jwXB pic.twitter.com/BgYzoUOJHq
— Oregon Basketball (@OregonMBB) March 26, 2017
この組み合わせは、ノースカロライナが若干有利でしょうか?ただし、そこまで一方的な試合にはならなさそうです。
ゴンザガ大学 VS 南カロライナ大学
南カロライナ大学は、このエリート4のなかで最もサプライズなチームでしょう。東地区を制しての登場ですが、この東地区は波乱の地区でした。恐らくブラケットロジーで多くの人が外したのもこの地区でしょう。まず2回戦で、シード1位のビラノバ大学がシード8位のウィスコンシン大学に2回戦で敗れ、シード2位のデューク大学がシード7位の南カロライナ大学に敗れました。2回戦でシード上位2校が敗退すると、次のスイート16では、またも南カロライナ大学がシード3位のベイラー大学を撃破。勢いの乗る南カロライナ大学は、エリート8でもシード4位のフロリダ大学を破り、エリート4進出です。ファイナル4はもちろん、エリート8も初の南カロライナ大学、この勢いであと2つサプライズを引き起こしてトーナメント制覇も夢ではなくなってきました。
South Carolina’s game against Florida was as much a boxing match as it was basketball game. https://t.co/bIHZFjSdG4 pic.twitter.com/ZR6WTaxSKW
— Sporting News (@sportingnews) March 27, 2017
対するゴンザガ大学は、西地区を制してのファイナル4。この地区は、シード11位のザビエル大学が台風の目となりました。まずは2回戦でシード3位のフロリダ州立大学に勝利すると、続いたスイート16ではシード2位のアリゾナ大学も撃破してのエリート8。一方のゴンザガ大学は、シード1位で順調にエリート8にたどり着きました。エリート8での対戦は、83-59と力の差を見せつけてのゴンザガ大学の勝利。ゴンザガ大学は、初のファイナル4です。
Final. #FinalFour that is. #UnitedWeZag pic.twitter.com/OvsvZjiIol
— Gonzaga Basketball (@ZagMBB) March 26, 2017
こちらは、ゴンザガ大学有利だと思います。南カロライナ大学は、試合終盤にかけて粘り強いので、試合終盤までもつれるような展開になるようだと南カロライナ大学にもチャンスはありそうです。
注目の八村塁は?
ゴンザガ大学といえば、日本人1年生選手の八村塁。残念ながら、トーナメントでは殆ど試合にでる機会は巡ってきていません。トーナメント以降、エリート8までの計4試合で出場時間は6分、3ポイントのみに留まっています。しかし1年生で、この大きなトーナメントの準決勝を経験できるのは、素晴らしい経験でしょう。来年以降再びこの場に戻ってきて、今度は中心選手として活躍してほしいものです。