第4回ワールド・ベースボール・クラシックは、アメリカがプエルトリコを降して悲願の初優勝。プエルトリコは2大会連続の準優勝となりました。今日はその試合内容、大会MVPおよびベストナイン、そしてここまでのメダル獲得数を見ていきましょう。
決勝戦
決勝は米国がトロント・ブルージェイズのマーカス・ストローマン、プエルトリコがニューヨーク・メッツのセス・ルーゴで始まりました。試合は3回にデトロイト・タイガースのイアン・キンズラーが2ランを放って先制。その後も5回、7回、8回と着実に得点を重ねていきます。
投げては、ストローマンがプエルトリコ打線を完全に押さえて、救援投手も仕事をしっかり果たして、結局8-0という一方的な試合で米国が初優勝を果たしました。
MVP&オールWBCチーム
MVPには決勝で好投したストローマンが選出されています。ベスト9に該当するオールWBCチームチームには
- キャッチャー: ヤディアー・モリーナ (プエルトリコ)
- 1塁:エリック・ホズマー (アメリカ)
- 2塁:ハビアー・バエズ (プエルトリコ)
- 3塁:カルロス・コレア (プエルトリコ)
- 遊撃:フランシスコ・リンドーア (プエルトリコ)
- 外野:クリスチャン・イエリッチ (アメリカ)
- 外野:グレゴリー・ポランコ (ドミニカ共和国)
- 外野:ウラディミール・バレンティン (オランダ)
- DH:カルロス・ベルトラン (プエルトリコ)
- 投手:マーカス・ストローマン (アメリカ)
- 投手:ジョシュ・ゼイド (イスラエル)
- 投手:千賀滉大 (日本)
がそれぞれ選ばれています、日本からは千賀投手が選ばれましたね。
メダル獲得数数
さて、これでワールド・ベースボール・クラシックは4回目が終了したわけですが、現在までのメダル獲得数は
1位:日本 (金2回、銅2回)
2位タイ:アメリカ・ドミニカ共和国 (金1回)
4位:プエルトリコ (銀2回)
5位:韓国 (銀1回、銅1回)
ということで、日本はここまで唯一の毎回メダル獲得国です。
ワールド・ベースボール・クラシックは、興行面で苦しいと言われており、今回を機にWBCというフォーマットは消滅するのではないか、とも言われていますが、今回アメリカが優勝したことで、大会開催維持の方向で動くのではないでしょうか?次回WBCは開催されるとしたら2021年。ただ、その前に2020年東京オリンピックで野球競技が復活するので、次回の大きな国際大会はオリンピックということになります。
このワールド・ベースボール・クラシックでは、残念ながら優勝奪還はできませんでしたが、それでも準決勝ラウンドに4大会連続で進出しているのは日本の野球の強さを物語っていると思います。