ダラス・カウボーイズのトニー・ロモが来季他チームに移籍することがほぼ決定しました。昨シーズン初めに怪我のために戦列を離れている間に、ルーキのQBダク・プレスコットが躍進して先発QBの座を追われていました。控えQBとして、来季もチームに残留するという可能性もありましたが、高年俸であることとロモの試合に出たいという意向から、チームはロモをリリースする決断をしたようです。
ロモの通算成績
ロモが初先発したのは2004年。翌シーズンからは先発QBに昇格し、カウボーイズ一筋で活躍してきました。通算156試合に出場、通算タッチダウンは248、通算獲得パスヤードは3万2184ヤード。チームQB史上歴代1位の成績を残してチームを去ることになります。
どこのチームに移籍するのか?
気になるのが移籍先のチーム。37歳という年齢から長期的な活躍は難しいかもしれませんが、2年前後の契約なら、まだまだ活躍できるはずで、獲得したいチームも多そうです。現在筆頭に挙がっているのが、デンバー・ブロンコス。強力なディフェンス陣を擁していますが、攻撃は今季から先発に昇格したトレバー・シーミアンが頼りないだけに、ロモに白羽の矢が立ちそうです。
続いて、ヒューストン・テキサンズ。同じテキサス州のチームですが、こちらも状況はブロンコスと似ています。昨年獲得したブロック・オズワイラーが、期待ほどの活躍ができていません。チームはプレーオフ常連になりつつあるので、この補強で一気にカンファレンス制覇までいけるようなチーム体制になるかもしれません。
そして、シカゴ・ベアーズ。これまで先発QBだったジェイ・カットラーがチームを離れるという予測なので、その代わりにロモが入団するという可能性。
もう一つの可能性がニューヨーク・ジェッツ。こちらは先発QBが昨シーズン固定できなかったチームです。ロモの加入で、不振だった昨季からの巻き返しを狙いたいところです。
獲得に動いているチーム全てが憂慮しているのが、ロモが高齢であることと怪我が多いこと。高額で契約して怪我でもされる、というシナリオが1番恐いパターンだと思います。チームにある程度実力ある2番手QBがいるチーム、且つ、年俸制限にゆとりのあるチームということで、やはりブロンコスかテキサンズに移籍が有力なのでしょうか?