サンディエゴ・チャージャーズが、来シーズンからロサンゼルスに移転することを正式に発表しました。移転決断の締め切りまで一週間を切っていましたが、サンディエゴで新スタジアム建設が絶望的だったので、予想された決断でした。
ロサンゼルスへ57年ぶりの復帰
チャージャーズは1960年に1シーズンだけロサンゼルスでプレーしたことがあり、実に57年ぶりのロサンゼルス復帰となります。チャージャーズは早速、ソーシャルメディアなどで名前をロサンゼルス・チャージャーズへと変更。正式決定ではないようですが、ロゴも変更しています。
Chargers to Relocate to Los Angeles
News Release: https://t.co/mZrHOaG53y pic.twitter.com/9Xrt8rYpmc
— Los Angeles Chargers (@Chargers) January 12, 2017
長らくNFLチーム不在だったロサンゼルスですが、今シーズンのラムズ復帰に続きチャージャーズの加入で、2チームが併存することになります。
暫定スタジアムはスタブハブ・センター
既に以前のブログでも書いたように、ラムズとチャージャーズは、2019年シーズンにオープン予定の新スタジアムを共有することになります。それまでの2シーズンの暫定ホームスタジアムをどこにするか、注目されていましたが、結局スタブハブ・センターとなりました。
サッカースタジアムということで、収容人数がNFLの他のスタジアムに比べて非常に小さいですが、ラムズが暫定ホームスタジアムとしているロサンゼルス・メモリアルコロシアムの使用制限と、ラムズと差別化するということから、こちらに落ち着いたようです。スタジアムが小さいというのは観客動員数減、そしてチケットが手に入りにくいというマイナス材料がありますが、フィールドが近く感じられるというプラス材料はありそうです。
#Chargers plan to play in the 27,000 seat #StubHubCenter for the next 2 seasons. Will be the smallest #NFL stadium by nearly 30,000 seats. pic.twitter.com/cN9OSjSjoV
— RealClearSports (@RealClearSports) January 12, 2017
新ヘッドコーチにはアンソニー・リン
そして新生チャージャーズを率いる新ヘッドコーチもほぼ決定したようです。バッファロー・ビルズでオフェンシブ・コーディネーターを務め、今シーズン途中からは暫定ヘッドコーチも務めたアンソニー・リンが、チャージャーズで初めての黒人ヘッドコーチに就任するようです。
ロサンゼルスに移転してきてまだ日が浅いラムズとどう差別化して、どのようなファンを獲得していくのか未知な部分が多いですが、新天地で新ヘッドコーチのもと、躍進を期待したいです。
レイダースは残留か?ラスベガス移転か?
チャージャーズの移転決定で、残る注目はレイダースとなりました。ラスベガス移転が有力視されていましたが、ここに来てオークランド側が新スタジアム建設を提案。オークランド残留の可能性も出てきました。こちらはまた別途紹介したいと思います。