世界戦ラッシュ 日本で年末 7試合開催

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海外のボクシング興行は、ビッグマッチは終わり、ホリデーシーズンを迎えています。その一方で、12月30・31の2日で世界戦が7戦日本では組まれています。ここ10年年末恒例となっている日本人のタイトルマッチ戦。恐らく日本でボクシングが最も注目される日といっても過言ではないでしょう。

一部では、年末に試合を組みたくない海外選手が多いため、ビッグマッチを組みにくいという批判があるようですが、それでも今年末は7試合と試合を違う時期に移そうという気配はありません。そんな日本の年末世界戦7戦プラス世界前哨戦、併せて8戦を紹介します。

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村田諒太 対 ブルーノ・サンドバル @東京

この一戦はタイトル戦ではありませんが、注目度高いのでリストに入れました。ロンドン五輪で日本人初のミドル級での金メダルを獲得した村田。その後プロ転向して、ミドル級世界タイトルを狙っています。

プロ転向後は、11戦11勝(8KO)。対戦相手はメキシコのブルーノ・サンドバル。戦績は15戦14勝(12KO)、1敗。戦績は良いですが、全ての試合を母国メキシコで行っていて、アウェイの試合は初めて、ということで村田が圧倒的に有利に思います。KOできるかどうか、というところに興味あります。

ミドル級というと、ゲンナジー・ゴロフキンやスーパーウェルター級からの階級アップが噂されているサウル・アルバレスなど屈指のスターボクサーがいる階級で、マッチメイクもすんなり行かないようです。村田陣営は来年WBOミドル級チャンピオンのビリー・ジョー・ソーンダースとの対戦を念頭においているようです。ソーンダースがカネロとの指名試合があるため、カネロが試合に勝った場合プラン変更を余儀なくされること、さらに、村田陣営が日本開催にこだわっているため話し合いが難航しそうなこと、これらのことが村田のタイトルマッチ実現にあたって大きな障壁となりそうです。

村田としては、この試合はしっかりKO勝ちして、日本でのマッチメイクのために印象を良くしておきたいところです。

追記

村田が3回TKOで勝利。さて、いよいよ世界戦に向けて状況は整ってきました。あとは、ソーンダースが誰と対戦するか、が世界戦挑戦への重要項目となってきました。

八重樫東 対 サマートレック・ゴーキャットジム @東京

IBFライト級チャンピオンの八重樫東。2度目の防衛戦はタイのサマートレック・ゴーキャットジムとの対戦です。元々は、IBFライト級暫定王者のミラン・メリンドとの王座統一戦の予定でしたが、メリンドの負傷のために急遽ゴーキャットジムとの防衛戦になりました。この試合の勝者は90日以内にメリンドとの王座統一戦が義務付けられています。

戦績は、八重樫が29戦24勝(12KO)5敗、ゴーキャットジムが36戦31勝(12KO)5敗。八重樫というと、ローマン・ゴンサレスとのタイトル戦で壮絶な打ち合いの末にKO負けした試合が今でも記憶に残っています。一方の、ゴーキャットジムは、2年前に井上尚弥と対戦し11回KO負けを喫しています。試合は、判定までもつれこむ気はしますが、八重樫が有利でしょうか?来年早々に行われるメリンドとの王座統一戦が楽しみです。

追記

八重樫が最終12回にTKO勝ち。これで、春までに八重樫とメリンドとの試合が組まれることになりました。

井上尚弥 対 河野公平 @東京

WBOスーパーライト級の王者井上尚弥は、河野公平との防衛戦に臨みます。戦績は井上が11戦11勝(9KO)、河野が42戦32勝(13KO)9敗1引分。河野は元WBAスーパーライト級王者ですが、この試合に関しては井上が圧倒的に有利でしょう。中盤あたりでの井上のKO勝ちを予想します。

井上は、来年にもWBC同級王者のローマン・ゴンサレスとの統一戦が噂されています。実現すれば、軽量級ではここ数年屈指のビッグマッチとなりそうです。井上・ゴンザレス双方とも対戦に興味を示していますが、来年中に実現するためには、両者の試合のタイミングがあうことが必須です。ゴンザレスは、恐らく来年春頃に防衛戦を行い、井上も初夏に防衛戦を組むでしょうから、タイミングとしては来年後半、あるいは来年の年末興行あたりが現実味があるところでしょうか?村田同様、こちらも日本開催に拘りがあるようですが、帝拳ジムがプロモーターであることを考えると、こちらのカードのほうが日本開催の可能性は高いのではないでしょうか?

追記

井上が河野を6回TKO勝ちで降しました。井上は、是非海外でビッグマッチに出ていって欲しい選手ですね。ローマン・ゴンサレスとの試合も実現に動いてほしいです。

田中恒成 対 モイセス・フェンテス @岐阜

WBOのライトフライ級王座決定戦で田中恒成とメキシコのモイセス・フェンテスが対戦します。どちらも以前ミニマム級の世界王者だったことがあります。特に田中はプロ5戦目で世界王者になるという日本最速記録の保持者。ミニマム級ベルトを1度防衛後返上、ライトフライ級に階級アップ。1試合挟んでの世界戦となります。ライトフライ級としては2試合目。一方のフェンテスの方は、ライトフライでのキャリアは長く、既に5戦以上の経験があります。

戦績は、田中が7戦7勝(4KO)、フェンテスが27戦24勝(13KO)2敗1引分。ライトフライ級でのキャリアの短さが気になるところですが、田中が有利なのは動かないと思います。試合は、判定、あるいは終盤でのKO勝ちを予想します。

追記

田中が5回TKOで2階級制覇。田中は軽量級ですが、KO率が高いですね。こちらも、ビッグマッチ実現に動いていってほしいものです。

ジョナサン・グスマン 対 小國以載 @京都

IBFスーパーバンタム級王者のジョナサン・グスマンと同級5位の小國以載が対戦します。グスマンは今年7月に和氣慎吾との王座決定戦を制して王座獲得。今回が初防衛戦となります。戦績は23戦22勝(22KO)1無効試合。無効試合以外は全てKO勝ちのパーフェクトレコード保持者です。対する小國は20戦18勝(7KO)1敗1引分、今回が初の世界戦となります。

この試合はグスマンが有利そうです。小國は初の世界戦をかなりの強敵と対峙します。距離を取って、判定まで持ち込めれば勝機があるので、アウトボクシングに徹することができるか、が鍵を握りそうです。

追記

これが1番のサプライズでした。小國が3-0の判定で王座をつかみました。グスマンはプロ初の黒星。

井岡一翔 対 スタンプ・キャットニワット @京都

WBAフライ級王者の井岡一翔と暫定王者のスタンプ・キャットニワット(タイ)が王座統一戦で対戦します。既に3階級制覇をしている井岡の戦績は、21戦20勝(12KO)1敗、対するキャットニワットは15戦15勝(6KO)。キャットニワットは、若干17歳で暫定王者につき、未だ18歳。

この試合は、経験の分井岡有利と見ますが、判定までもつれるとひょっとするとアップセットがあるかもしれません。希望としては、この試合はすんなり勝利して、来年以降はビッグマッチに挑んで欲しいところです。フライ級は現在WBC・IBF王座はともに空位となっているので、王座統一戦あるいはWBOフライ級王者の鄒市明との対戦も面白そうです。

追記

7回TKOで井岡の勝利。2回にダウンを喫して、ドキリとする展開でしたが、3回以降は主導権は井岡にあったように思えます。

田口良一 対 カルロス・カニサレス @東京

WBAライトフライ級王者の田口良一は5度目の防衛戦でベネゼエラのカルロス・カニサレスと対戦します。戦績は田口が28戦25勝(11KO)2敗1引分、カニサレスが16戦16勝(13KO)。カニサレスは無敗ですが、今までの試合は全てベネゼエラでの試合、目を引くような強敵との対戦も殆どありません。恐らくは田口の勝利を予想しますが、序盤試合がまだ落ち着かないところでカウンターパンチを貰うのだけは気をつけたいところです。

追記

結果は、ジャッジ3人が三者三様の採点の引分(1人田口、1人カニサレス、最後の1人は引分)。これは、ホームのアドバンテージで勝ったと言われても仕方ない内容でした。再戦があるかもしれません。

ジェスレル・コラレス 対 内山高志 @東京

今年4月に12度目の防衛戦に失敗して、WBAスーパーフェザー級王座から陥落した内山高志。復帰戦がタイトル戦となりました。相手は4月にKO負けしたパナマのジェスレル・コラレス、保持していたWBAスーパーフェザー級王座に挑みます。

戦績はコラレスが22戦20勝(8KO)1敗1引分、内山が26戦24勝(20KO)1敗1引分。コラレスのKO率の低さを見ると、4月の内山のKO負けは試合が落ち着く前にカウンターで貰った感があります。とりあえずは、早い回で倒そうとせず、試合序盤は距離を取って試合をすすめることができれば、後半にKOする機会はあるのではないでしょうか?逆に不用意に距離を詰めた所でパンチを貰うようだと、4月の再現になってしまう可能性が高そうです。

追記

結果は1-2の判定で内山の判定負け。KOのチャンスがありそうだったので、残念な結果となってしまいました。

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