メジャーリーグのMVP、サイヤング賞が発表されました。ア・リーグのサイヤング賞はレッドソックスのリック・ポーセロ、MVPはカブスのクリス・ブライアント。ナ・リーグはサイヤング賞がナショナルズのマックス・シャーザー、MVPがエンジェルスのマイク・トラウトとなりました。
私の予想は、MVPはまだしも、サイヤング賞に関しては全くの外れとなってしまいました。
ア・リーグ サイヤング賞:リック・ポーセロ
.@RickPorcello is the 4th consecutive winner of the AL #CyYoung Award to lead the league in wins, but not lead in either strikeouts or ERA. pic.twitter.com/04WwaiDBQ5
— MLB Stat of the Day (@MLBStatoftheDay) November 17, 2016
ボストン・レッドソックスのポーセロは22勝4敗、防御率3.15、223回投球、189奪三振という成績。デトロイト・タイガースからの移籍2年目での受賞です。記者による投票でポーセロは137票、2位は移籍元タイガースのジャスティン・バーランダーが132票、3位がワールドシリーズにも進出したクリーブランド・インディアンスのコーリー・クルーバーで98票。特にバーラーンダーとの争いは、僅差でした。チームをプレーオフに導いた分やや有利に働いた結果でしょうか?
ナ・リーグ サイヤング賞:マックス・シャーザー
Your @officialBBWAA NL #CyYoung winner now has an award for each league: @Max_Scherzer. pic.twitter.com/pCB6LQs4UW
— MLB (@MLB) November 16, 2016
ワシントン・ナショナルズのマックス・シャーザーは2013年にもデトロイト・タイガースでサイヤング賞を受賞しており、2度目の受賞、ア・リーグ・ナ・リーグ両リーグでの受賞を達成しました。20勝7敗、防御率2.96、228回投球、284奪三振という成績。記者による投票は192票。こちらは、2位がシカゴ・カブスのジョン・レスターで102票、3位が同じくカブスのカイル・ヘンドリックで85票。シカゴ・カブスを108年ぶりの優勝に導いたレスターがもう少し高く評価されると思っていましたが、同じチームメートのカイルヘンドリックスと票を奪い合う結果になってしまったのでしょうか?
ア・リーグ MVP : マイク・トラウト
AL #MVP @MikeTrout is the only player in @MLB history to finish either 1st or 2nd in MVP voting in each of the 1st 5 seasons of his career. pic.twitter.com/UgkfZAc0DE
— MLB Stat of the Day (@MLBStatoftheDay) November 17, 2016
恐らく今年の投票でもっとも割れたであろうア・リーグのMVPはロサンゼルス・エンジェルスのマイク・トラウトが受賞。打率.315、29本塁打、100打点と成績はもちろん素晴らしいのですが、チームがプレーオフ進出どころか、プレーオフ戦線にも加われず、シーズンを通して下位に低迷。このため、私はトラウトのMVPの可能性は低いと思っていましたが、蓋を開けてみれば堂々の受賞。合計356票を獲得しましたが、1位投票19名いる一方で、1人が7位投票と評価が分散しました。2位はボストン・レッドソックスのムーキー・ベッツで311票。ベッツに1位投票した記者は9名でしたが、2位投票は17名、3位投票は4名でそれ以下での投票はありませんでした。これはチーム貢献と成績両方を見たうえでの判断でしょうか?トラウトは、エンジェルスというチームに相応しくないほどのスター性を持っている、と度々言われていますが、エンジェルスはチームを再建することができるのでしょうか?
ナ・リーグ MVP:クリス・ブライアント
.@KrisBryant_23 becomes 4th player to win RoY, #MVP awards in back-to-back seasons (Ripken 1982-83, Howard 2005-06, Pedroia 2007-08). pic.twitter.com/67R1CcvMkH
— MLB Stat of the Day (@MLBStatoftheDay) November 17, 2016
シカゴ・カブスのクリス・ブライアント、昨年は新人王を獲得しましたが、今年は堂々のMVP獲得です。打率.292、39本塁打、102打点。カブスワールドシリーズ制覇に貢献したことに間違いはありません。記者による投票は415票、2位のナショナルズのダニエル・マーフィーの245票に大差をつけての受賞でした。ちなみに3位は新人王を獲得したコーリー・シーガーの240票。昨年のブライアント同様、新人王→MVPの可能性もありそうです。