11月19日にラスベガスでWBA・WBO・IBFタイトルマッチが行われます。王者セルゲイ・コバレフに挑戦者アンドレ・ウォードが挑む試合となります。
アンドレ・ウォード
アメリカ人のウォードは30戦30勝(15KO)。元々はアテネオリンピックのライトヘビー級金メダリストで注目を集めプロ転向。2009年には、WBAのスーパーミドル級を獲得しています。一時骨折のため戦列を離れていましたが、2012年から再び戦列に戻ってきました。階級を上げて、今回はライトヘビー級で争うのですが、この階級ではまだ2戦しかしておらず、そのあたりが不安材料でしょうか。
セルゲイ・コバレフ
一方のロシア人のコバレフは31戦30勝(26KO)1引分。こちらは、2013年にWBOのライトヘビー級王座を獲得して以来、その後WBA・IBFの王座統一にも成功し、現在までWBOには8回、WBA・IBFは4回の防衛を果たしています。
無敗同士の試合展開は?
長らくこの階級で戦っているコバレフが、そのKO率の高さからみても有利にみえますが、事前オッズはウォードが有利と出ています。ウォードのテクニックがコバレフの強打を上回るという見方が多いようです。KO決着ならコバレフ、判定ならウォードでしょうか?この試合の勝者には、さらなるビッグマッチが組まれそうです。
追記
予想通りの接戦でした。結果は審判3人全てが114-113でウォードを支持、アンドレ・ウォードがWBA・WBO・IBFのライトヘビー級王者となりました。前半はコバレフがKOするか?という展開でしたが、徐々に距離のとり方を学んだウォードが判定で辛くも勝利しました。