レギュラーシーズンの各部門の個人タイトル、今日はナ・リーグの紹介です。打撃部門はア・リーグとは違い、地区優勝争いと縁のなかったチームの選手が数多く受賞しました。一方で、投手部門は、優勝争いしたチームの投手が受賞しています。
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打率: DJ・ルメイユ .348
コロラド・ロッキーズのDJ・ルメイユが初の首位打者獲得。
BATTING CHAMPION!
Congratulations to @DJLeMahieu, 2016 National League Batting Champion!#ThatsMyDJ 👑 pic.twitter.com/r79y9ucq0i
— Colorado Rockies (@Rockies) October 2, 2016
メジャーに定着して3年目。昨年は初めて打率3割超えでシーズンを終わりましたが、今年は首位打者の獲得。シーズン中盤で怪我のため離脱したトレバーストーリーといい、ロッキーズは楽しみな若手バッターが多いですね。来年以降注目したいところです。
本塁打:ノーラン・アレナドとクリス・カーター 41本
コロラド・ロッキーズのノーラン・アレナドは2年連続の本塁打王、ミルウォーキー・ブリュワーズのクリス・カーターは初の本塁打王です。どちらのチームも、首位争いには加われない中での明るい話題でした。特にクリス・カーターは、昨年ヒューストン・アストロズで思うような活躍ができずにブリュワーズに移籍してきただけに、一矢報った形となりました。
打点:ノーラン・アレナド 133打点
こちらも、ノーラン・アレナドが獲得。アレナドは2冠王獲得、しかも、2年連続の2冠王です。
.@Rockies 3B Nolan Arenado leads the NL in RBIs back-to-back years. pic.twitter.com/EnYCMGwIwW
— MLB (@MLB) October 3, 2016
上記ツイートにもあるように、2位のアンソニー・リゾとは24打点という大差をつけての打点王。来季もまた本塁打王に打点王を獲得して3年連続2冠王を獲得できるのか?あるいは打率を伸ばして、3冠王の期待ももてそうです。
ヒット数:ジーン・セグラ 203本
ヒット数は、アリゾナ・ダイヤモンドバックスのジーン・セグラが初のタイトル獲得。ミルウォーキー・ブリュワーズから移籍した今年、ヒット数以外にも、打率・本塁打・打点と主要部門で軒並みキャリアハイを記録して、来季以降も個人タイトル戦線に色々な部門で名前を見かけることになりそうです。
盗塁:ジョナサン・ビヤー 62盗塁
ミルウォーキー・ブリュワーズのジョナサン・ビヤーが62盗塁でタイトル初獲得。こちらもクリス・カーター同様、ブリュワーズ移籍一年目。カーター同様一年目で、前年を上回る成績を残して、来季以降に期待が高まります。
最多勝:マックス・シャーザー 20勝
ワシントン・ナショナルズのマックス・シャーザーが20勝7敗で2年ぶり通算3回目の最多勝投手。今年は序盤調子が悪いように見えましたが、メジャー史上4人目となる1試合20奪三振を記録してからは徐々に調子を上げて、終わってみれば20勝の大台に乗せてきたのは流石です。
防御率:カイル・ヘンドリックス 2.13
シカゴ・カブスのカイル・ヘンドリックスが最優秀防御率。2位のジョン・レスターも2.44と好調シカゴを支えた投手陣がワンツーフィニシュでした。
奪三振:マックス・シャーザー 284奪三振
最多勝に続いて、マックス・シャーザーが奪三振王。投手2冠を獲得しています。奪三振王は初めてのタイトルとなります。デトロイト・タイガースのジャスティン・バーランダーといい、30代の投手2人が奪三振王を獲得したところに、スピードだけでない投球術が奪三振には必要不可欠であることを感じ取れます。
セーブ:ジェウリス・ファミリア 51セーブ
ニューヨーク・メッツのジェウリス・ファミリアが51セーブで初の最多セーブ獲得。今シーズンは52試合連続セーブとメジャー屈指のクローザーとしての地位を固めました。