シカゴ・カブス ナ・リーグ中地区制覇 悲願のワールドシリーズ制覇へ

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シカゴ・カブスが16試合を残して、146試合目でナショナル・リーグ中地区の優勝を決めました。これは162試合・3地区制となってからは、5番目に早い優勝決定です。今日9月18日現在で94勝55敗、残り13試合で6勝すればレギュラーシーズンで100勝の大台に乗せることができます。シーズン当初は、勝率7割も夢ではないような勢いで勝ちまくっていたカブス、夏にかけて一旦勢いが落ちたものの、9月に入って再び加速、圧倒的な強さで他を寄せつけない圧勝で中地区を制覇しました。今年のワールドシリーズ優勝の最有力候補のカブスの歴史・今シーズンの中心選手・そして球団のトリビアを見てみましょう。

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チームの歴史

シカゴ・カブスは現在のナショナル・リーグが存在する以前1871年から存在しています。当時は、シカゴ・ホワイトストッキングスという名前で全米プロ野球選手協会( National Association of Professional Base Ball Players)というリーグに参加していました。当時からの流れを組むチームは、現在アトランタ・ブレーブスとシカゴ・カブスのみ、ブレーブスは当初はボストンを拠点にしていたチームであることを考えると、カブスは拠点を変えていない最も古い大リーグ球団と考えられています。その後1876年にナショナル・リーグが創設されると、初年度に優勝。以来ナショナル・リーグを制覇したのは16回、ワールドシリーズも1907年と1908年に連覇しています。

しかし、1945年のナショナル・リーグを制覇以来、ワールドシリーズはおろか、ナショナル・リーグも制することができず、長い低迷の時代に入りました。低迷からの脱出が見え始めたのが1980年代。1984年以降、地区優勝は5回、ワイルドカードでのプレイオフ進出も2回と徐々にプレーオフでの存在感が出ています。2003年、2015年はリーグ優勝決定シリーズまで進むも、ナ・リーグ制覇目前で敗退。ナ・リーグの制覇は依然1945年を最後に、実現していません。昨年のリベンジはもちろん、過去70年達成していないナ・リーグ制覇、そして1908年以来の108年ぶりのワールドシリーズ制覇を今年は目指します。

躍進目覚ましかったカイル・ヘンドリックス

今年のカブスの優勝を語る上で欠かせないのは投手陣。ジョン・レスター、ジェイク・アリエタ、カイル・ヘンドリックスの三人が15勝以上をあげ、計49勝、3人の勝敗の貯金だけで30勝という勝ちっぷり。特にヘンドリックスの躍進がめざましく、昨年までの2シーズンで勝ち星が計15勝だったのが、今年だけで15勝、防御率も2.06と完全にブレイクしました。

打撃ではクリス・ブライアントの安定した活躍

打撃陣もカイル・シュワーバーこそ欠いたものの、アンソニー・リゾ、アディソン・ラッセル、クリス・ブライアントの若手が大活躍しました。特に2年目のクリス・ブライアントは、既にチームの顔とも言っていい存在。2年目のジンクスなどものともせず、現在も本塁打王争いを1本差の2位で追走しています。

リグレー・フィールド

そんなカブスが拠点としているのがリグレー・フィールド。1914年オープンのこのスタジアムは、ボストン・レッドソックスの本拠地であるファンウェイパークに次ぐ、大リーグ2番めに古い球場です。球場が住宅街に隣接していることと、オーナーが野球は太陽のもとで行われるべきだ、という考えと相まって、長らくナイター設備がありませんでした。ナイターが初めて開催されたのは、1988年と比較的最近であるのに驚きます。また、電光掲示板の設置に至っては2015年までされなかったというのが驚きです。現在球場は、長期の改築フェーズに入っていて、電光掲示板の設置はその一環として行われました。今後3年以内に、ダグアウトの整備や観客席の改修が予定されています。

ビリー・ゴートの呪い

大リーグでの呪いといえばベーブ・ルースの呪いが有名ですが、既にその呪いは2004年に解かれていますが、このカブスにも似たような呪いが伝えられています。通称ビリー・ゴートの呪い。ビリー・ゴートという会社を取り仕切るオーナーが熱心なカブスファンで、リグレー・フィールドで観戦する際は、ペットの山羊マーフィーを伴って観戦していました。しかし、1945年のワールドシリーズの第四戦で、いつものようにマーフィーと共に観戦しようとすると、マーフィーの臭いを理由に入場を拒否されました。このオーナーは「2度とこのリグレー・フィールドでワールドシリーズがプレーされることはないだろう」といって立ち去ったそうで、この言葉通りリグレー・フィールドでは以来ワールドシリーズが開催されていません。昨年ワールドシリーズまであと一歩のリーグ優勝決定シリーズで対戦したメッツ戦で、カブスを敗退に追い込んだメッツの中心選手が(ダニエル・)マーフィーだったことも、この呪いの有効性を語る逸話となっています。

今年のカブスは、果たしてナ・リーグを制覇できるのか?ビリーゴートの呪いを解いてワールドシリーズをリグレー・フィールドで開催できるのか?そして、108年ぶりのワールドシリーズ制覇ができるのでしょうか?

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