メジャーリーグのレギュラーシーズンは終盤を迎えています。8月27日時点での各リーグの順位表とワイルドカードの可能性を見てみましょう。
ア・リーグ東地区
チーム | 勝数 | 負数 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|
トロント・ブルージェイズ | 72 | 56 | .566 | - |
ボストン・レッドソックス | 72 | 57 | .558 | 1.0 |
バルチモア・オリオールズ | 70 | 59 | .543 | 3.0 |
ニューヨーク・ヤンキース | 67 | 61 | .523 | 5.5 |
タンパベイ・レイズ | 54 | 74 | .422 | 18.5 |
この地区が今シーズンはもっとも首位の入れ替わりが激しい地区です。オリオールズ・レッドソックスが首位だったときもありますが、現在はブルージェイズ。僅か1ゲーム差でレッドソックス、そして3ゲーム差でオリオールズです。こでは最後まで地区優勝をかけてもつれそうですね。不気味なのがヤンキース。守護神アロルディス・チャップマンを放出し、アレックス・ロドリゲス、マーク・テシェイラは引退を表明。チームは今シーズンは諦めて、有望若手を集めて来期以降に備える戦略をとったように思えたのですが、チームはなんと上昇気流。順位は4位ながらも、首位まで5.5ゲーム差、3位オリオールズとは2.5ゲーム差です。ワイルドカードでのプレーオフ進出がかすかながらありえそうです。
ア・リーグ中地区
チーム | 勝数 | 負数 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|
クリーブランド・インディアンス | 73 | 55 | .570 | |
デトロイト・タイガース | 69 | 60 | .535 | 4.5 |
カンザスシティ・ロイヤルズ | 67 | 62 | .519 | 6.5 |
シカゴ・ホワイトソックス | 62 | 66 | .484 | 11.0 |
ミネソタ・ツインズ | 49 | 80 | .380 | 24.5 |
こちらは、クリーブランドが相変わらず首位を守っています。ここはクリーブランドが地区優勝で決まりそうです。カンザスシティ・ロイヤルズがここにきて3位に上昇、デトロイト・タイガースを追っています。代わりに4位に落ちてしまったのが、シカゴ・ホワイトソックス。エース、クリス・セールのユニフォーム切り裂き事件があり、またセール以外の投手で勝てない試合が続いていて、序盤首位に立っていたのも今は昔の話となってしまいました。
ア・リーグ西地区
チーム | 勝数 | 負数 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|
テキサス・レンジャーズ | 76 | 54 | .585 | |
ヒューストン・アストロズ | 68 | 61 | .527 | 7.5 |
シアトル・マリナーズ | 68 | 61 | .527 | 7.5 |
オークランド・アスレチックス | 56 | 73 | .434 | 19.5 |
ロサンゼルス・エンジェルス | 55 | 74 | .426 | 20.5 |
こちらもレンジャーズが首位を守っています。ゲーム差から見てもここも地区優勝はレンジャーズが堅そうです。アストロズは一時期好調で首位をも狙う勢いだったのですが、その後波に乗り切れず、シアトルマリナーズと2位争いをするポジションに落ち着いてしまっています。
ワイルドカード
各リーグから地区優勝以外のチームで最も良い勝率の上位2チームがワイルドカードを得ます。今のままでいけば、レッドソックスとオリオールズの東地区の2チームということになりそうですが、タイガースにもチャンスはありそうです。そして、ヤンキースも上昇気流に乗れれば滑り込みでの進出もありえそうです。
ア・リーグ優勝チームは?
ア・リーグ優勝、つまりワールドシリーズ進出チーム、最有力はテキサス・レンジャーズ、次にトロント・ブルージェイズを推したいと思います。レンジャーズにはダルビッシュもいるので、ワールドシリーズでの投球を是非見てみたいです。