オリンピックサッカーの予選開始まであと2週間。開会式よりも早く始まる男子サッカーの展望を見てみたいと思います。まずは日本代表のメンバーから。
日本代表メンバー
位置 | 背番号 | 名前 | 所属 | 年齢 |
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GK | 1 | 櫛引政敏 | 鹿島アントラーズ | 23 |
GK | 12 | 中村航輔 | 柏レイソル | 21 |
DF | 4 | 藤春廣輝 | G大阪 | 27 |
DF | 6 | 塩谷司 | サンフレッチェ広島 | 27 |
DF | 15 | 亀川諒史 | アビスパ福岡 | 23 |
DF | 2 | 室屋成 | FC東京 | 22 |
DF | 17 | 岩波拓也 | ヴィッセル神戸 | 22 |
DF | 5 | 植田直道 | 鹿島アントラーズ | 21 |
MF | 8 | 大島僚太 | 川崎F | 23 |
MF | 3 | 遠藤航 | 浦和レッズ | 23 |
MF | 7 | 原川力 | 川崎F | 22 |
MF | 9 | 矢島慎也 | ファジアーノ岡山 | 22 |
MF | 10 | 中島翔哉 | FC東京 | 21 |
MF | 18 | 南野拓実 | レッドブル・ザルツブルク | 21 |
MF | 14 | 井出口陽介 | G大阪 | 19 |
FW | 13 | 興梠慎三 | 浦和レッズ | 29 |
FW | 11 | 久保裕也 | ヤングボーイズ | 22 |
FW | 16 | 浅野拓磨 | サンフレッチェ広島 | 21 |
オーバーエイジ枠で、FWの興梠、DFの藤春・塩谷が入りました。注目は、アーセナルに移籍が決まった浅野拓磨、そして、天才と評される井手口陽介でしょうか。井手口は、活躍次第で海外移籍へのステップアップにもなりそうです。
予選組み合わせ
グループ | ||||
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A組 | ブラジル | イラク | 南アフリカ | デンマーク |
B組 | 日本 | ナイジェリア | スウェーデン | コロンビア |
C組 | メキシコ | 韓国 | フィジー | ドイツ |
D組 | アルゼンチン | ホンジュラス | ポルトガル | アルジェリア |
まず日本のB組。正直厳しい組み合わせになってしまいました。が、絶望的でもありません。このグループは、どこの国が抜けても不思議ではありません、客観的に見ても、もっとも楽しめる予選リーグだと思います。日本としては、決勝トーナメント進出のために、初戦ナイジェリア戦を勝利して勢いに乗りたいところです。
その他の組を見てみましょう。A組は、地元開催のブラジルでしょう。ひと月前のコパ・アメリカセンテナリオでの屈辱の予選敗退もあっただけに、自国開催では是が非でも金メダル獲得に執念を燃やすはずです。エース、ネイマールもコパ・アメリカではなく、こちらの大会に出場します。そこに続くのがデンマークでしょうか。
C組は、メキシコにドイツが順当なところですが、韓国もアップセット起こす可能性はかなりありそうです。メキシコは、前回ロンドンオリンピックでブラジルを破っての金メダル、今大会も優勝候補です。ドイツは地力はあると思いますが、オリンピックという舞台にどれだけ準備・モチベーションを上げてこられるか、この辺りに関しては、大きな国際大会が今夏なかった韓国のほうが上回っている可能性が高いです。
D組は、アルゼンチンとポルトガル、そこにアルジェリアが加わっての争いになりそうです。アルゼンチンもポルトガルも、ドイツ同様、どれだけモチベーションを持って今大会に望んでくるか、というところが勝負の分かれ目なりそうです。
メダル予想
ブラジルが押しも押されぬ本命でしょう。最近の国際大会で目覚ましい成績を挙げていないカナリア軍団、地元開催でのオリンピックで国民とともに金メダル獲得のニュースを分かち合いたいと思っているはずです。その他のメダル候補として、メキシコ、アルゼンチン、ポルトガルあたりが有力候補として見られているようです。
しかしながら、前述したようにオリンピックはシーズンオフの間、しかも今回は欧州選手権・コパアメリカ開催後の開催だけに、選手の疲労・モチベーション・有力選手の辞退などいつもの実力通りとは行かない側面がいくつもあります。ダークホースの国が、あれよあれよと決勝戦まで進出してメダル獲得というのも有り得そうです。そういう見方でみると、コロンビアやアルジェリア辺りが優勝する可能性も思った以上にある気がします。