ジカ熱でゴルフ選手オリンピック出場を続々辞退

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ブラジルオリンピックを前にジカ熱を理由に出場を辞退している選手が相次いでいます。特にゴルフのプロ選手の辞退が相次いでいます。

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主な欠場選手

現在までにジカ熱を理由に欠場を表明しているのは、松山英樹、アダム・スコット、ビィジェイ・シン、マーク・レイシュマン、シャール・シュワーツェル、ロリー・マキロイ、グレーム・マクドウェル、ジェイソン・デイ、リー・アン・ペースとなっています。トップ級のゴルフ選手が辞退を続々と表明しているだけに、注目を集めています。

ジカ熱とは?そしてリオの現状は?

そもそもジカ熱とは、どういう病気なのでしょうか?ジカ熱は、蚊から感染するとされ、感染者は発熱・発疹・関節痛・関節炎・結膜充血などを引き起こすとされています。死に至ることは、今のところ稀なケースのようですが、選手の間でもっとも心配する理由とされるのが母子感染による新生児の小頭症そして手足の麻痺を起こすギラン・バレー症候群。子供を持とうとしている若い選手の間には、配偶者への感染・ひいては新生児への影響を懸念するという理由で欠場表明している選手があとを絶ちません。

ただし、このジカ熱とこれらの病気への関連性はまだ疑いが強い、という段階で立証されてはいません。また、ここ数週間でリオデジャネイロではジカ熱の発症数はピーク時の一割になったと報告されています。これは、ジカ熱が夏に流行る病気であり、南半球のブラジルは現在冬に向かっているため、と思われます。

なぜゴルフの選手ばかりが欠場表明するのか?

ゴルフの選手ばかりが欠場表明する理由の1つに、競技特有の環境が挙げられます。18ホールのゴルフコースを回るということは、それだけ蚊に刺される確率が高く、また陸上競技のように終始激しく動いているわけでもないので、蚊の対策をとるのが必須となるのです。

ただし、このジカ熱を恰好の言い訳として持ちだして、欠場している選手がいることにも留意すべきでしょう。プロゴルフの選手は、各大会の賞金を目指して出場するわけで、上位3名のみにメダルが渡されるオリンピックという競技形式にそもそも違和感を感じているのではないでしょうか?陸上選手や水泳選手のようにオリンピックに出場するために、そしてメダルをかけるために競技人生を捧げてきたわけではなく、ゴルフ選手の目標は大会に出て賞金を得ること、そしてメジャー大会で優勝してグリーンジャケットを着ることなのです。

男女差の理由は?

上記の理由だけではまだ説明がつきません、なぜなら、現在までに欠場表明しているのは圧倒的に男子選手で、女子選手で欠場表明しているのはリー・アン・ペースだけです。この理由は、前後のゴルフ大会にあるようです。

女子の場合、オリンピック直前の7月28-31日にメジャー大会の全英リコー女子オープンがありますが、その後は8月25日から始まるカナダパシフィック女子オープンまで試合がありません。一方男子も直前の7月28-31日にメジャーのPGAチャンピオンシップ大会があり、その後の8月各週にも大会が組まれています。オリンピックに出場しようとすると、少なくとも2大会は欠場することになるので、賞金王争いあるいはシード確保のためには痛い欠場となるのです。

まとめ

ジカ熱そのもののリスクを恐れる選手もいますが、それ以上に、大会を2週続けて欠場して、ブラジルという長距離移動をして、馴染みのないフォーマット(上位3名のみの表彰)でゴルフをするということが、多くの男子ゴルフ選手には魅力的に聞こえないのでしょう。ゴルフがオリンピック競技に復活するのは一世紀ぶりということで、試行錯誤があるのは仕方がないことですが、次回東京大会の時には、せめてツアー中断を関連団体に要請するのが必要に思われます。

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