ロシア陸上競技への出場禁止か?

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国際陸上競技連盟が、ロシア陸上競技連盟の組織的ドーピング関与に伴う処分を継続する決定をしました。これはこのまま行けばブラジルオリンピックへのロシア陸上選手への出場が不可能になることを意味します。

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根深いロシアのドーピング問題

ロシアのドーピング問題は陸上種目だけでなく、サッカーやスキーなど多くの種目にわたって問題が巻き起こっており、国全体としてのモラル意識の欠如、そして国としての関わりまで憶測されています。今年初めに、テニスのスタープレーヤー、マリア・シャラポワが2年間の出場停止を言い渡されたのは記憶に新しいところです。

ドーピング検査の抜け穴

今週には、2年前のソチ・オリンピックでのドーピング検査すり抜けの方法が生々しく語られています。それによると、ドーピング検査が行われる実験室の壁に穴を空けて、そこからサンプルされた尿の瓶を実験室内の協力者が関係者に手渡し。この瓶は開けることができないような特殊加工がされた瓶なのですが、この瓶をこの関係者は、更に別の関係者に渡すと、数時間後開けることができないはずの瓶が空いた状態で戻ってきたと証言しています。この別の関係者はロシアの情報機関の人間と推測されています。一旦空いた瓶は、中身を完全に入れ替えて、また穴を通じて実験室に返還。この手法だと、後年最新のテクノロジーが開発されたとしても、尿サンプル自体がすり替わってるのですから、ドーピングが見つけることは有りえません。

ロシア選手の反応は?

ロシアはドーピングを見つからないように、摂取量を最小限に抑えたり、まだ禁止されていないグレーな成分を投与したり、巧妙に細工するなど、ありとあらゆる方法でドーピングを重ねています。この組織的かつ慢性的な習慣を断ち切るための今回の処置ですが、あまりの荒治療に、様々な批判も出ています。

批判筆頭はやはり出場禁止となるロシアの陸上選手。特に今回の件に全く関係していない選手は被害者となり得るわけで、今後の国際陸連の判断が注目されます。棒高跳びの世界記録保持者でアテネ、北京金メダリストのイシンバエワはこのブラジルオリンピックを選手生命の集大成とも位置づけており、大会への出場を主張しています。昨年の世界選手権で金メダルを獲得したマリア・クチナも出場禁止を批判しています。ただし、クチナは問題の発端となった、ロシア人出場禁止選手リストにも掲載されており、出場禁止解除までの道のりは長そうです。

例外処置は?

国際陸連は海外に拠点を置いて、厳正な体制下でドーピングテストをクリアしたロシア選手に限っては、個人参加という枠組みでの参加を認める方針のようですが、その場合、参加資格の線引きが論争を起こしそうであること、国からのバックアップ一切無しで参加が可能なのか、メダルを獲得した場合にはロシアとしての獲得になるのか?など問題も山積しています。

4年に1回のオリンピックということで、団体の不祥事が個人に降りかかるのは、残念であり避けて欲しいところではありますが、ここまで大規模にドーピングが蔓延ると、膿を出し切るための思い切った処置が必要なのでしょう。国際陸連としても、今後のドーピング防止のために、全選手の尿サンプル、及びサンプルの解析場所を試合開催国とは別の第三国で行うなどの処置が望ましいです。

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